白が好きでも 黒が好きでも
犬が好きでも 猫が好きでも
晴れが好きでも 雨が好きでも
夏が好きでも 冬が好きでも
金が好きでも 銀が好きでも
海が好きでも 山が好きでも
家が好きでも 外が好きでも
味噌が好きでも 塩が好きでも
ゼロが好きでも イチが好きでも
まったく同じ 好きを 持ってるひとはいない
空の蒼さは 見るひとによって違う
寄せることはできたとしても
同じになんてなるわけがない
そうやって価値観をすり合わせて
そうやって価値観をすり減らして
平たくなることが 大人になることなんだ
言いたいことを 喉元で留めながら
規則正しく 右に倣う