毎日 一緒に寝て 起きて
でも それに 飽きちゃって 飛び出して
それでも ごはん時には 帰って来て
毎日 朝 昼 晩
それから 晩は来なくなって 朝 昼
それから 朝だけになって
そのうち 一日おきに朝ごはん
それが 三日に一度になり
そして 週に一度になり
気が付いたら 一か月に一度になり
きっと 彼には 別の あたたかいごはんがある
きっと 彼には 別の あたたかいベッドがある
きっと 彼には 別の 抱き締める腕がある
だいじょうぶ だいじょうぶ
きっと 彼は しあわせに 暮らしてる
ぼくの 心配なんか ふいっと吹き飛ばすくらい
彼は しあわせに 暮らしてる
そうやって 当たり前のように
そうやって ゆっくりと
時々思い出しては がんばってるかなあって
思い出を 取り出して また 大事にしまう
そうやって 当たり前のように
あるものを 粉々にするようなさよならじゃなく
そうやってゆっくりと
本来 出逢うひとへ 場所へ たどり着けるように
ごめんねも ありがとうも さよならも いらないよ
あるがまま なるようになるさと ゆだねて行くだけ
きっと ぼくらには それがお似合い。