他愛ない話 2019.12.19短い記号短文ひとりごときみが 遠く離れたから 愛しさが可哀想なわけではなく ぼくが 蔑ろにされた その事が許せないだけだったんだ忘れられない事も しあわせな記憶ではなく 痛みばかり 貰ったものを数えても 古い傷を突付くように 虚ろになる何故 愛してるだなんて 思っちゃったんだろう 何処 愛してるだなんて 思っちゃったんだろうつまらない傷ばかり増やした 憎むほど愛してはなかった毎日が正しく進んで行く 離れれば 他愛ない話