夢を見る 2020.01.05短い記号短文ひとりごと本音そっと指輪を外したら そこだけ陽に焼けてなくて 指にまとわりつく白い痕 消したくて何度もこすった目が覚めるたびに どっちが夢だったのか 思い出せなくて 泣きたくなる あなたを知らずに生きていたあの頃の わたしは何を想っていたの どうやって生きていたの音をたてて崩れて行くあなたの心 耳を塞ぐわたし まるで昨日のことのように この胸によみがえる 朝なんて来なければいい 永遠に 夢を見続けられる