よいときも、わるいときも

よいときも、わるいときも
短い記号

今日より善いときも 悪いときも
きみの滑らかで柔らかな被毛は変わらない
富めるときも 貧しいときも
きみのしっとりと濡れた鼻先は変わらない
病めるときも 健やかなるときも
きみの宝石のように輝く瞳は変わらない
愛し慈しみ
体温を分け合って
そして、死が僕たちを分かつまで
喉を鳴らし 甘えてくる
きみを守ることを ここに誓う