逢いたい

逢いたい
短い記号

どれだけ手を伸ばしても つかみ損ねてしまう
全身を絶望が覆い 息が出来なくなる
あの日から幾度となく同じ夢を見るよ
最後の後ろ姿 風になびいた髪

胸の奥を握り潰される感覚に
夢ではないことを思い知らされる
世界がきみを忘れて行く
時間がそれを後押しする
僕だけをここに残したまま
僕だけがここにしがみついて

消えないきみとの日々 きみの温度 きみの香り
逢いたい もう一度抱き締めたい
ただきみに逢いたい