自分の人生の主役は 自分だと思ってた
やりたいこと やりたくないこと
好きなもの 嫌いなもの
自分のために選んで 自分のために為すのだと
でも今は まるで人生の脇役のようで
それも 誰でもいい端役のようで
ぼく以外は すべてが正しくて 清浄で
ぼくは腐敗する速度が加速していく
フィルター越しに世の中を見てるみたいだ
無言で通り過ぎるひと ぼんやり眺めながら
ここで すうっと消えても 誰も気付かないよな
そもそも 気付いて欲しいのかすらわからない
やがて朝が来て 街が起きる 一日が始まる
ぼくは終わらない夜を ずっとさまよってる