流れる汗にも気付かず 走り続けた帰り道
夏の終わりのにおい なんだか寂しくて
陽が短くなったね まだ遊び足りないのに
楽しい時間をどこに置いてきたの?
この角を曲がると もう家が見える
切り取った時間 笑顔が溢れてる
戻らないあの日を 閉じ込めた写真
繰り返す四季 積み重ねる日々
いつの間におとなと呼ばれていたの
ただまっすぐに歩いたはずなのに
随分と遠い場所に来たみたいだ
失うことの怖さも 守ることの難さも
知らなかったあの頃に戻れるなら
いまよりマシな選択ができるかな なんて
叶わないと知ってても 頭をよぎる
夏の終わりのにおいがする
またあの夏を思い出す